【マンガ】どうぶつDr.ナガタケくん 第1話「センター猫誕生!」

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こんにちは、相模原どうぶつ医療センターの椿です。

当センターには「ナガタケ」という“居候猫”がいます。2018年生まれ(推定)の彼は、ふくよかな体型ながら筋肉質(2020年7月現在4.9kg)、ちょっと寄り目のキジトラ猫です。

彼との出会いは18年11月、私の自宅前でのことでした。仕事を終えて帰宅したところ、1匹のキジトラ猫が、玄関の前で待っていてくれた(?)のです。

「あれ?見慣れない子だなぁ」。我が家の近所には何匹か野良猫がいますが、その猫を見かけるのは初めてでした。

首輪の跡はなく、爪も伸び放題。簡単に身体検査をしましたが、特に異常はなし…初対面でそんなに触らせてくれるのも不思議でした。それにやたらと馴れ馴れしくて、足の周りをスリスリ。しかも私が玄関を開けると、一緒に入ろうとするではありませんか。

「ダメダメ(笑)、君の家じゃないよ。お家に帰りなさい」。そう諭す私を見上げて放った「にゃー」は、まるで「中に入れてよー」と訴えるようでした。困った私は「明日の朝までに帰りなさいよ。帰るところがないなら、考えてあげるから」と告げて家に入りました。

翌日は私が休みの日。お昼ぐらいに外に出てみると、あの猫は見当たりません。そこで「お、いない。家に帰ったんだな?」と油断したのも束の間、木の後ろから「にゃー」と彼が姿を現したのです。

「うーん、身寄りがないなら、センターで一時保護してあげるか」と猫用のキャリーバッグを持ってくると、野良猫くんは自ら進んで入り、ちょこんと座ります。「ずぅずぅしい子だなぁ(笑)」と思いつつ、病院に“搬送”しました。

その後、各種検査をくぐり抜けて健康体であることを証明した彼は、そのまま病院に居着くことに。名前は「(相模原市緑区の)長竹あたりから来たんじゃないかな?」ということで「ナガタケ」に決まりました。

当センターにはいま5頭の居候猫がいますが、ナガタケにあてがわれているのは、メンバーの中で最も広い3段ケージ。

朝晩のご飯時だけに鳴き、スタッフのお昼休みにはウロウロパトロール。月に数回、トリミング室で爪切りをされるときだけ人にしがみついていますが、普段は我が物顔で気ままに過ごしています。

動物看護師の皆さんから大人気のナガタケですが、誰かが抱っこしようとしても頑なに拒絶し、全力で逃げてしまいます。「我こそは!」と試みた“ナガタケファン”はみんな失敗し、引っかかれる被害者が絶えません。

さてさて、そんなナガタケくんですが、今後は彼をナビゲーターとするこのマンガを通じて、ワンちゃん&ネコちゃんを愛する皆さまに役立てていただける情報を、分かりやすくお届けしたいと考えています。マンガにしてくれるのは漫画家の、のんた丸孝さんです。

今後のナガタケくんの活躍に、どうぞご期待ください!

椿直哉(獣医師/センター長)

神奈川生まれの東京育ち。2004年北里大学獣医学科卒業。一般開業動物病院勤務医、日本動物高度医療センター総合診療科勤務医、東京農工大研修医等を経て、2010年より現職。趣味は「猫と遊ぶこと」。MBA経営学修士。

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